ー広島市西区にある幼稚園です。己斐みどり幼稚園は小学校へのスムーズな移行を真剣に考えますー
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こんなところです
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こんな考えです
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みなさんと一緒に
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気になる子
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(C) 2011 koimidorikindergarten |
中国新聞主催の鈴木三重吉賞「作文の部」で本園卒園児の作文が、優秀賞を受賞しました。
その作文をコピーして保護者の皆様にお配りしましたので、読んでいただけたと思いますが、障害を持っている姉のことを弟が書いている作文です。
文章はもちろんですが、このお母さんが実に素晴らしいですね。
弟は姉の行動に振り回されながらも、姉の良いところ(記憶力の良いところ等)を三つも記述しています。
その上、お母さんは弟に次のように言って聞かせているのです。
「生まれてくる前に、神様が多くの赤ちゃんに向かって、沢山の困難なことがあっても、乗り越えられることのできる人はいますか、と聞かれたとき、お姉ちゃんは
手を挙げて、みんなの苦労を引き受けてくれた立派な人なんだよ。」と。
作文の最後には、「ちょっと変わったお姉ちゃんで、一緒にいると大変なこともあるけれど、これからも姉弟二人きりなので、仲良くしていきたいと思います。」と締めくくっています。
この親にしてこの子ありとでも言うのでしょうか。
こんな姉弟関係、親子関係が子どもを立派に育てているのですね。
親子のあり方を考えさせられる作文に触れ、本当に感動しました。
子どもは、日頃から良いことも悪いことも親のすることを見て習います。
親が人に優しく接していたら、子どもも人に優しく接するようになります。
親が人に厳しくしていたら、子どもも人に厳しくするようになります。
お子様は将来どんな人に成長してほしいですか?
優しい子、親切な子、責任感のある子、弱い者いじめをしない子に等々…、いろいろおありだと思いますが、まずは周りの大人がそのお手本になってやることが必要ではないでしょうか。
園長 徳永悦子