ー広島市西区にある幼稚園です。己斐みどり幼稚園は小学校へのスムーズな移行を真剣に考えますー
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こんなところです
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こんな考えです
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みなさんと一緒に
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気になる子
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(C) 2011 koimidorikindergarten |
先日は久しぶりの保育参観日でしたが、保護者の皆様、参観されていかがでしたか。
先月の運動会と共に、子どもたちの成長を感じることができた一日だったことと思います。
この幼稚園時代の子どもの成長は、
目を見張るものがありますね。
どの子もその子なりに、マイペースではあるものの確実に心も身体も成長しています。
参観後の親子分離もかなりスムーズになってきていますが、まだ難しい子もいます。
そこで、今回は、親子分離が難しいと感じられているお母さんにメッセージを。
「大丈夫です。安心してください。親子分離を急ぐ必要はありません。」
「離そう、離そう」とすればするほど、子どもは親の後を追います。これは、
「今はまだ早いよ!」「もう少し待って!」という子どもたちからのサインです。
「もう5歳でしょう」「もうすぐ小学生でしょう」などと言わずに、かまってほしいと言ってくる間はしっかりかまってあげてください。もちろん、“いつでも常に”というわけではありません。幼稚園の送迎時、
スーパーで買い物をし、両手がふさがっている時など、状況が許さないこともしばしばあることでしょう。
大切なのは、“甘え”は、本人が成長するための、自立するためのガソリン補給をするための行動だと理解することです。
ガソリン補給を済ませた子どもは、自ら離れていきます。子どもはもともと外の世界へ発進する力を持っているのです。
そして、子ども一人ひとり、必要なガソリンの量が違います。「他の子はこうなのに・・」「もう6歳なのに・・」と
不安になる必要はありません。一人ひとり違うので、比較は意味を持ちません。
今回の参観で、年長組さんは親子ふれあい遊びをしましたが、その時の嬉しそうな子どもたちの姿を見てつくづく思いました。
「自分は愛されているのだ」「自分は必要な子なのだ」の気持ちが人間形成にはとても大事なことです。
現代社会は、特にお母さんにとって子育てをしにくい時代になってしまいました。子育ての負担はお母さん一人に集中して
しまうことも珍しくありません。そのような環境の中で、一生懸命子育てに取り組まれている保護者の方ほど、「叱る」ことも増えがちなようです。もちろん、「叱る」のは大切なことです。ただ、叱りっぱなしにならないよう気を付けたいところです。
叱った後は「ハグ」(抱きしめる)をしてあげましょう。きっとお母さん自身も癒されることと思います。そして、肩の力を抜いて、また子育てに向き合っていきましょう。
未来ある子どもたちのために、私たちも微力ながら一緒にお手伝いしたいと切に願っています。
園長 徳永悦子