ー広島市西区にある幼稚園です。己斐みどり幼稚園は小学校へのスムーズな移行を真剣に考えますー
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こんなところです
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こんな考えです
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みなさんと一緒に
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気になる子
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(C) 2011 koimidorikindergarten |
まとめの3学期が始まりました。次の学年に向けての総まとめの時期でもあります。
4月頃のお子様を思い起こしてみてください。4月頃、どんな姿だったか・・意外と忘れているのではないでしょうか。実は、この視点がとっても大切なのです。ついつい、隣の子どもの様子が気になり、
わが子と比べてしまいがちですが、それでは子どもたちの成長はなかなか見えてきません。今目の前にいる子どもの過去と比べてみてください。大きく成長していることでしょう。
どうしても思い出せない場合は、写真やビデオをご覧になってみるのも良いかもしれません。もちろん子どもと一緒に見るのもお勧めします。「自分ってこんなに大きくなったんだぁ」と、子どもたち自身が自分の成長を実感できればとっても良いでしょうね。
もちろん、現在の子どもの姿に気になるところはたくさんあるかと思いますが、成長した部分もたくさんあることと思います。
個人差はあるものの、ずいぶんと成長していると感じるのは、園長のひいき目でしょうか。
良いところを積極的に伸ばしてやることで、気になるところはそれを追いかけるように少しずつ改善されていきます。
まずは、「ほめて伸ばす」「良い部分を見つけて、ほめる」、特に幼児期はこの方向でいきたいと思います。
気になるところを見つけて小言を言うより、良いところをほめることから始めると、物事がうまく回り、効果が実感できると思います。
欠点を指摘して良くなればそれに越したことはないでしょうが、なかなかそうはいかないものです。
私たち大人も一緒ですよね。欠点ばかりを指摘されれば反発したくなり、直そうとする気が失せてしまうことでしょう。
子どもたちも同じです。
得意なこと、好きなことをやり、褒められて育った子は、自分に自信があります。そんな子は、少し苦手なことや、やりたくないことがあっても「まぁ、やってみようか・・。」と思えます。
これも子どもから大人まで同じでしょうね。
まずは良いところをほめて、直してほしいところは「こうなってくれたら嬉しいよ」「こうしてくれたら嬉しいな」というメッセージをお子様に伝えてほしいと思います。
期待をかけると、子どもたちは自ずとそれに応えようとしてくれるものです。
「ほめるところがありません」と言われることがありますが、そんなことはありません。
まずは、子どもたちの一年前の姿を思い出してください。そして、子どもたちの成長を大人の私たちがまず実感し、子どもたちに伝えましょう。
「元気でいること」「幼稚園に通っていること」「お弁当を残さず食べること」「元気な挨拶ができること」「笑顔がすてきなこと」「絵本が好きなこと」「お話が好きなこと」などなど、なんでも良いのです。
今年も「叱る前にほめよう」を合言葉に、子どもたちと関わっていきたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
園長 徳永悦子