ー広島市西区にある幼稚園です。己斐みどり幼稚園は小学校へのスムーズな移行を真剣に考えますー
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こんなところです
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こんな考えです
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みなさんと一緒に
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気になる子
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(C) 2011 koimidorikindergarten |
己斐みどり幼稚園の園医「石田歯科クリニック」の院長先生が先日、Over The Rainbowというラジオ番組に出演されました。その中でのお話を紹介します。
人類誕生は、700万年前までさかのぼります。
人類誕生以来、我々はずっと飢餓との戦いでした。
それがここ50年、特に日本では飽食の時代と言われ、劇的に環境が変わりました。
どれくらい劇的か想像がつきますでしょうか?
700万年を24時間に直すと、50年は、たった6秒間のできごとということになります。
24時間(700万年)かけて、じっくり、ゆっくり地球という環境に適応させてきた私たちの身体は、たった6秒間(50年)というわずかな時間の中での劇的な変化についていけるわけがありません。
飽食の時代にはびこる食材は、ジャンクフード、ファーストフードというエネルギーのみで栄養の無いものや、農薬、保存料、人工甘味料、安定剤などの化学物質にまみれたものばかり・・!!
つい50年前には、ほとんどなかったはずの食事がものすごい勢いで増加し、今では当たり前のようにあふれています。
この超短期間のとてつもない変化に我々が対応できるわけもなく、肉体労働の減少、運動不足とあいまって「生活習慣病」が多発しているのです。
その中で多発する虫歯、歯列不正。これらの原因として、「食生活の乱れ」が指摘されています。
虫歯になるような状態は全身の病気を生む状態であるともいえます。
つまり、身体の変化、いや、退化とも言える状態であって、それが症状として最も表れやすい場所が歯とあごであると言えます。
1930年代に大掛かりな調査が行われました。
調査結果は、人類や民族、食習慣、気候に関係なく、どこでもそれぞれの伝統的食生活を守っていた人は「素晴らしく健康」でしたが、加工食品や近代農業によって生産された作物を食べた原住民たちの身体はボロボロになっていました。
日本では、昭和30年代1955年ごろから物質的に豊かになり始め、昭和34年1959年ごろから、インスタント食品やレトルト食品、冷凍食品、ファーストフードなどが出始めました。
日本でもその当時、虫歯の洪水時代が起きていたのです。
もっと衝撃的な話もあります。
震災時、コンビニの店員の亡骸は一週間もの間腐らずにいたそうです。
原因は、保存料です。
我々の身体はここまで蝕まれている。それを教えてくれているような気がしてなりません。
お父さん、お母さん。
心身とも健康な状態であろうとすれば、本来人間の持っている自然治癒力を最大限発揮できる生活の仕方が重要になります。
それを一言で言うなら、食生活を中心に「自然に即した生き方」を見直し、実践するということができます。
だって、私たちの髪の毛から、脳、心臓、爪の先まで、すべて食べ物でできているのですから。。。
子どもたちの身体が少しでも健やかにありますように・・。
ちなみに、6月4日は虫歯予防デーでした。
園長 徳永悦子