ー広島市西区にある幼稚園です。己斐みどり幼稚園は小学校へのスムーズな移行を真剣に考えますー
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こんなところです
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こんな考えです
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みなさんと一緒に
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気になる子
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(C) 2011 koimidorikindergarten |
皆様、暑い夏をいかがお過ごしでしょうか。
長い夏休みは残り少なくなり、29日、30日の登園日を楽しみにしておられることと思います。
さて、今月は、教育新聞に掲載されていたものを園長メッセージとして取り上げさせて頂きます。少しでも何かを感じていただけたら幸いです。
「ハッピーな気持ちはうつる」−子どもは親の鏡− 大豆生田 啓友(玉川大学准教授)
「褒めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ。
愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ。
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる。
見つめて
あげれば、子どもは、頑張り屋になる。
分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ。
親が正直であれば、子どもは正直であることの大切さを知る。
子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ。
優しく、思いやりをもって育てれば、子どもは、優しい子に育つ。
守ってあげれば、子どもは、強い子になる
和気藹々とした家庭で育てば、子どもはこの世の中はいいところだと思えるようになる」
(ドロシー・ロー・ノルト『子どもが育つ魔法の言葉』から抜粋)
この文章は長年、家庭教育や家庭関係のコンサルタントに努めたドロシー・ロー・ノルトの「子どもは親の鏡」と題される言葉の一部です。皇太子殿下が朗読されたことでもよく知られています。
この文章の前半では、「けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる。とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる。」など、ネガティブな関わりが、子どものマイナスな成長を助長することが記されています。
ここに掲載したのはその後半で、ポジティブな関わりが、子どものプラスな成長を助長することが述べられている箇所です。
子どもへのポジティブな関わりが、その後の子どもの成長にもプラスに影響する可能性については、アメリカでの大規模な追跡調査などからも言われています。
もちろん子どもの育ちは、周囲の環境だけで決まるのではありません。子ども一人ひとりの持っている個性も大きいのです。同じように育てたつもりでも、兄弟によって違いがあるのは、そうした個性の違いも関係しているのでしょう。
でも、大人としてできることは、子どもに良い環境を与えることです。
それは、何か特別な関わりというよりも、親の何気ない表情や振る舞いの中にあるようです。
たとえば、親が笑顔でいることもそうでしょう。子どもは親が機嫌よく過ごしていることが、とても嬉しく感じているものです。親自身がハッピーでいることが、
子どもにとってのハッピーな気持ちをもたらすと言えるかもしれません。
「子どもは親の鏡」だとすれば、まずは我が子を見つめ直してみて、これまでの子育てを振り返ってみると、もっともっと新たな子育てが見えてくるかもしれませんね。
園長 徳永悦子