ー広島市西区にある幼稚園です。己斐みどり幼稚園は小学校へのスムーズな移行を真剣に考えますー
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こんなところです
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こんな考えです
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みなさんと一緒に
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気になる子
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(C) 2011 koimidorikindergarten |
すっかりすがすがしい秋になりました。
秋と言えば「食欲の秋」、食べ物のおいしい季節になりました。
24日配布の「己斐みどり通信・幼稚園でのお弁当」では、お弁当のねらいを「みんなで楽しく食べよう」と記述しています。
みんなで一緒に食べると何でもおいしくなりますよね。
ご家庭では、家族で一緒に食べておられることと思いますが、少し前から「孤食」ということばをよく聞くようになりました。
意味は、読んで字の如く、「孤独に(独りで)食べる」という意味です。
子どもが一人で食事する姿を想像すると淋しいですね。
「今日こんなことがあった」とか、「この食べ物はおいしいね」など、楽しい会話の中での食事が一番です。
もちろん、食事のマナーも大切です。
しかし、「姿勢が悪い」「箸の持ち方が悪い」「残さず全部食べなさい」と、毎日毎日、注意を受けながらの食事は辛いものです。
「こうしたらかっこいいよ。」「今の姿勢は良かったね。」「箸が前より上手になったね。」と楽しい雰囲気でマナーも伝えていきたいですね。
食卓=叱られたり、強制されたりする場になってしまうと、「みんなで一緒の食事」にも意味が無くなってしまいます。
「人」を「良」くすると書いて、「食」となります。
「良」くするのは、身体と心。両方です。
食材も良いものを。地産地消で旬のものを食べて、身体の栄養へ。
家族団らん。みんなで楽しく食べて、心の栄養へ
この両方が必要なのでしょうね。
せめて、お子様が自立するまでは、一緒に食事をとる。忙しい時は5分でも子どものそばにいてやってください。
食べる時に、誰かがそばにいるだけで幸せな気持ちになれるものです。
我々大人がそのように意識することで身体だけでなく、心も一緒に「良く」育つはずです。
心と身体の栄養になる食事をとりましょう。
そうやって「人」を「良く」「育てる」のが「食育」ですから。
園長 徳永悦子