ー広島市西区にある幼稚園です。己斐みどり幼稚園は小学校へのスムーズな移行を真剣に考えますー
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こんなところです
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こんな考えです
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みなさんと一緒に
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気になる子
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(C) 2011 koimidorikindergarten |
「防犯力 育もう」、先日中国新聞を読んでいて目に留まった言葉です。
最近、相次ぐ子ども連れ去り事件がメディアを騒がせています。
巻き込まれないために親は何を教え、どう備えればいいのでしょう。
比治山大学子ども発達教育学科の上之国教授は、以下のようなコメントをされています。
「いかのおすし」は、防犯の心得としてよく使います。
しかし、「大声を出す」「すぐ逃げる」と暗記していても、その場に遭遇したら、実際恐怖心でいっぱいになり、大声を出したり、すぐ逃げたりすることができない子が多くなっているそうです。
そこで、昔の遊びを提案。一つは大きな声を出したり、逃げたりする鬼ごっこ。
黙って逃げないで、「わー」とか「ぎゃー」とか大きな声を出しながら逃げることによって、大きな声を出す練習と、全力で逃げる練習になります。
その他、ハンカチ落としは、背後の気配を察知する練習。
だるまさんがころんだでは、身の回りの微妙な変化を見抜く練習。
これらの具体的な遊びの体験を、繰り返し体に染み込ませることが大事な防犯予防対策になるのです。
「防犯のための遊びではなく、楽しみながら安全に必要な感覚を養ってほしい」と教授は呼びかけておられます。
そして、もう一つ大事なことは、子どもが話しやすい環境をつくること。
親が知らない間に、子どもは不審な人物と複数回会い、親しくなっている場合がある。
感情的に怒りたくなるが、ここは我慢。まず、最後まで子どもの話を聞きましょう。
そして、「隠さないで良く話をしてくれたね。ありがとう」と言葉をかける。
サインを早く知らせてくれたと、前向きに捉えましょう。
しっかり話を受け止めたうえで、これからはしてはいけないと繰り返し伝えることが大切です。と、教授は助言されています。
昔の遊びは引き続き本園でも取り組んでいきますので、ご家庭では親子のコミュニケーションをしっかり取っていただき、子どもの防犯力を高めていきましょう。
大切なお子さんが被害に遭わないよう、ご家庭と園とが一緒になって取り組んでいきましょう。
園長 徳永悦子