ー広島市西区にある幼稚園です。己斐みどり幼稚園は小学校へのスムーズな移行を真剣に考えますー
|
こんなところです
|
こんな考えです
|
みなさんと一緒に
|
気になる子
|
(C) 2011 koimidorikindergarten |
キラキラと輝き澄んだ目でお母さんたちを確認しながら遊ぶ乳幼児期の子ども達。
今しか見られないこの子どもたちの目を、しっかりと見て覚えておいてください。
先日、孫と一緒に遊びに行った時のことです。(11月のくま組の時にもお話しました)
遊びコーナーに「携帯電話の使用は禁止します」と、保護者への注意事項が出されていました。私はこれを見て「もったいないなぁ。」と感じました。
おそらく「子どもは子ども。私は私。」と、切り離して携帯電話の世界に入っておられるのでしょう。
その時点でお母さんたちは、子どもたちのキラキラとした目を見ることもできず、大きな損をしているのです。
今しかないこの時期に、しっかりと親子共に見つめ合って遊んでいただきたいと強く思います。
一緒に遊ぶことが難しい場合は、せめて乳幼児が目を輝かして遊んでいる様子を優しいまなざしで見守ってあげてほしいと思います。さらに言うならば、遊びの途中で時々子どもたちがお母さん達をチラチラと確認する目線にも
優しく微笑みかけてほしいのです。
こうした温かくて優しいまなざしを受けながら、子どもたちは日々育っていきます。
「温かい目線をかわす」
この他愛のない、ごくごく簡単なことが、子どもたちの発達に大きな影響を与えることが分かっています。
特に、社会性を身に付けるための第一歩として重要な要素になります。
子どもは生まれてすぐに人の顔をまず認識し、目で追いかけようとします。
そして、目と目が合うことに安心感を覚え、「人が好き」になっていくのです。
さて、最近は授乳の最中にも子どもの目を見ずに携帯を操作している保護者もいるようです。
これはもったいないを通り越して、もはや罪であるとさえ言えるかもしれません。
お母さんの目を見つめながら授乳し、人のぬくもりやお母さんへのゆるぎない安心感が育まれ、子どもの心に“安全基地”が生まれます。
その安全基地があるからこそ、子どもは外の世界へ行動できるようになるのです。
目と目を合わせるだけ。
こんな簡単なことで子どもたちの心は安定し、社会性を大きく伸ばせるのです。お得だと思いませんか。
ちなみに、乳幼児期に人と目を合わせてこなかった子どもは、大きくなっても対人不安を抱え、人の目を見ることができません。
「お父さん、お母さんが僕(私)を見ていてくれている」という心の土台をつくる為に、子どもたちのキラキラした目を見てやってください。
今しか見られないお子様の素敵な目を見過ごさないように。。。
園長 徳永悦子