ー広島市西区にある幼稚園です。己斐みどり幼稚園は小学校へのスムーズな移行を真剣に考えますー
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こんなところです
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こんな考えです
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みなさんと一緒に
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気になる子
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(C) 2011 koimidorikindergarten |
新しい年を迎え、まとめの3学期が始まりました。
かわいい子どもたちの未来に向けて、職員一丸となって幼児教育に専念したいと思っております。
ご家庭においては、子どもたちの身体と心の健全な発達の原点である「早寝・早起き・朝ごはん」の徹底を今年も引き続きよろしくお願い致します。
夜は早く寝て(9時ごろまでには就寝)、早く起きる、そして、しっかり朝食をとる。
当たり前のことですが、最近はこの当たり前のことがなかなか難しいようです。
しかし、睡眠は健やかな成長の源です。健やかな眠りがあってこそ、活発な日常生活が送れます。
幼い時の心身の健康状態が悪ければ、その先々の発達に悪影響を与えます。
子どもが睡眠障害に陥ると、脳の発達が阻害されることも分かっており、健康な大人に成長する可能性を潰しかねないことを考えるととても恐ろしいことです。
睡眠不足は、イライラしたり、成長の遅れ、注意や集中力の低下、学習力低下などを引き起こすことも指摘されています。これらは、大人でも同様に起こる症状ですので、「またしっかり寝れば大丈夫」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、
すでに脳が発達した大人の睡眠不足と、まだ脳が未発達な状態でこれから発達しようとしている子どもの睡眠不足では、事の重大さがまるで違います。
これから発達しようとしている時に、睡眠不足などでそれを阻害される環境におかれしまうと、脳の一部はその未発達な状態でストップし、その影響は大人になっても続く可能性さえあります。
子どもたちにとって睡眠不足は非常に重大な事態なのです。
さらに、睡眠不足がやがて睡眠障害を引き起こし、不登校へとつながっていく子どもも多くいるそうです。
文科省の調査によると、不登校の子どもの3人に1人は、「睡眠など生活リズムの乱れ」がきっかけになっているそうです。
社会が夜型になっている現代こそ、子供の将来のリスクを考え、私たち大人が意識を変えることが大切なことでしょう。
これからも、「早寝・早起き・朝ごはん」の生活リズムを継続していきましょう。
園長 徳永悦子