ー広島市西区にある幼稚園です。己斐みどり幼稚園は小学校へのスムーズな移行を真剣に考えますー
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こんなところです
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こんな考えです
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みなさんと一緒に
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気になる子
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(C) 2011 koimidorikindergarten |
先日、己斐小学校に出かけてきました。
6年生国語授業支援の一環で、地域で様々な職種の15名がゲストティーチャーとして招かれ、6年生との対話学習に参加してきました。
授業のねらいの一つに「ゲストティーチャーの方との対話を通して、児童の対話能力を高める」がありました。
社会の中で生きている私たちは、他者とのコミュニケーションが必要不可欠となります。
コミュニケーションがうまく取れず、生きづらさを抱える若者が増えていることも、昨今問題になっているところです。
コミュニケーションをうまくとるには、対話能力を高めることが最も大切な要素の一つになります。
自分の思いや考えを相手にうまく伝え、そして相手の思いや考えをしっかり聞き、理解することで対話能力は高まります。
それでは今の幼児期、具体的にどんなことに心がけて実践していけば子どもたちの対話能力を高めていくことができるのでしょうか。
大人である親や教諭ができることをいくつか挙げてみます。
@大人がきちんと挨拶し、子どもに見本をみせること。
挨拶はコミュニケーションの第一歩です。挨拶から会話が進みます。
A子どもの話を大人がじっくりと聞くこと。
大人はしゃべり過ぎず、子どもの話を折らず、相づちを打ちながら聞いてあげましょう。
B一言で答えられないような問いかけをすること。
「うん」「やだ」など一言で答えられる親切な問いかけをしていませんか。
時には、考えなくてはならない問いかけも必要です。
C子どもたちの気持ちに共感すること。
大人に自分の気持ちを受け止めてもらうことで、相手の気持ちが分かる共感性が育ちます。
D多くの人と触れ合う機会を持つこと。
子どものコミュニケーション能力は、多くの人と接することによって育まれます。
幼稚園だけでなく、近所や親戚など色々な場で触れ合う機会を増やしたいですね。
何より、家族が集まる食事は、子どもたちの会話を伸ばす絶好の機会です。
家族同士が楽しい話題を持ち、互いの話に耳を傾けたりする時間を継続していきたいですね。
子どもたちの対話能力が高まることを願っています。
園長 徳永悦子