ー広島市西区にある幼稚園です。己斐みどり幼稚園は小学校へのスムーズな移行を真剣に考えますー
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こんなところです
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こんな考えです
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みなさんと一緒に
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気になる子
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(C) 2011 koimidorikindergarten |
突然ですが、「子どもに言いたいことが伝わっていると自信が持てますか?」
お父様やお母様方、「子どもに言いたいこと、思いがなかなか伝わらない」経験はありませんか?
「早く、起きなさい。」「早くしなさい。」「宿題しなさい。」「寝なさい。」のことばを毎日繰り返していう割には、子どもには伝わっていないことを、多かれ少なかれ皆様経験されていると思います。
それについて、金沢工業大学 虎の門大学院主任教授の三谷宏治氏は、次のように言われています。
「子どもに伝わらないのは親の視点で、子ども側からすれば、親の話は「あいまい」で「小言ばかり」」
親が子どもに何か伝えようとするときは、一方通行で、「指示・命令・注意」が先行しがちです。
もちろん、これはどなたも持つ悩みであり、私自身もそのような経験があるということは先に断っておきますが。
自分の言い分(反論)を聴いてもらえないと思ったら、子どもはだんだんと、子ども本人も気づかない間に、ただ聞き流すだけで、内容を理解しようとはしなくなります。
最近子どもに伝わらない・・と感じたら、少し回り道のようですが、まずは聴くことからはじめるのが結果的に近道となるはずです。
子どもの言い分を聴くことで、子どもは「伝わる」モードに入ります。
そして、あいまいな言葉は伝わりませんから、親自身が言いたいこと、伝えたいことをハッキリと具体的に言葉で表現することが大事なことです。
そのためには、1単語で終わる会話をせず、文章で会話をすること。
たとえば、園では、こんな場面があります。
クラス帽子や箸など忘れ物があった時は、「○○を忘れたので、○○を貸してください。」
ケガをした時は、「転んでケガをしたので、薬を塗ってください。」
決して、「帽子」「箸」「薬」と1単語では言いません。
子どもに言いたいことは、伝わる言葉で伝えましょう。
今日から「あいまいな言葉」や「小言」をなるべく減らしてみましょう。皆様のことばがお子様に届きますように・・。
園長 徳永悦子