2021.2.16 平和公園モニュメント巡り
延期になっていた、平和公園モニュメント巡り。去年は、憎きコロナのせいで子ども達と一緒に捧げられず。。。・今年は何としても!!の願いが叶い、平和公園へ出かけることができました。往復のバスの中、モニュメントの名前や平和大通りに植えられている樹木について話を進めました。
何やらバスの車窓から、何かを発見したもよう。「まつぼっくり?」ほかにも、イチョウ・サクラ・クスノキ・クロガネモチ・・・。戦後、日本はもちろん世界中から贈られた樹木も含め、約2,500本が植えられています。
まずは、一つ目。『原爆死没者慰霊碑』にて、黙とうを捧げました。一瞬訪れる静寂に、子ども達の真剣さが伝わるかのようでした。
続いて、2つ目は『平和の灯』。世界中から核兵器がなくなったときに消える灯・・・。子ども達が大きくなった時には、消えていることを願いつつ。
このモニュメントの形は、両手首を合わせた形を表しています。実際に自分の手首で作ってみると、「おんなじだ」そんな呟きも聞こえてきました。
最後は『原爆の子の像』。見上げてみると、てっぺんには佐々木禎子さんがモデルとなった銅像が弦を捧げています。その周りには2人の子どもの銅像もいるんですよ。「他の子の名前はなんていうんかね?」一番上には禎子さん、では他の2人の子の名前は?子ども達からは、そんな素朴な疑問も飛び出してきました。
折り鶴の飾りがついている鐘をお当番さんに鳴らしてもらい、ここでも黙とうを。
いよいよ1年間祈りためてきた千羽鶴を捧げます。千羽をとっくに越え、その分子どもたちの思いが多く詰まっている、そんな千羽鶴をクラスで隣同士になるように捧げました。子ども達からは自然に拍手も!!
5分ほど折り鶴ブースを自由に見学する時間を設定。「きれい!」「漢字もある」「レインボーになってる!」色とりどりで表現された平和の願いの数々に、子ども達は食い入るように見学していました。
大きい鶴、小さな小さな鶴。折り紙だけでなく、新聞紙や広告で折られたもの。鶴だけでなく写真やイラスト、平和への思いは本当にさまざまです。ただ、例年よりも捧げられている鶴は少なめ。ここにもコロナの影響が垣間見え、切なく感じます。
こちらは「平和メッセージ投函箱」。子どもたちの考えた言葉をつなぎ合わせた、クラスごとの平和へのメッセージ。それを記載した用紙を、翌日のお当番さんが代表して投函してくれました。平和公園HPに園&クラス名とともに掲載されるはずです。素直な言葉で紡がれた子ども達の平和メッセージ、ぜひご覧になってみて下さいね。