第1回目の平和学習。まずは「平和学習とは何ぞや?」から話を。『えがお』『なかよし』『たすけあう』まずはこの3つから。これらは、己斐みどり幼稚園の園標語にも入っているキーワードです。
昔々の広島(日本)は、「平和」には程遠く「戦争」と言って、国同士がケンカをしていました。そして、落とされた原子爆弾。その時の様子や、8月6日以前のヒロシマの町が描かれている絵本「広島の原爆」。
ページをめくりながら、今と昔のヒロシマの町の違いから、話を進めることに。馬が荷物を引っ張っていたり、マンションのような高い建物が無かったり、橋が気で出来ていたり。いろんな違いに気づいていける、年長さん。
続いて、佐々木禎子さんの絵本を読み聞かせを。7月から1月までの期間、千羽鶴を目指していくのも、平和学習の大切な活動の一つです。その活動を始めるにあたり、この絵本は欠かせません。
「平和になる為のつる」そんなつぶやきも聞こえており、子どもたちなりに千羽鶴の意味を理解してくれたもようです。今後も絵本の読み聞かせがありますが、決して内容は楽しいものではありません。読み聞かせの活動があった夜は「思い出して、寝られない」などの姿をきくこともありますので、そういった様子が見られた場合はすぐにお知らせ下さい。
午後の教室。各年長の教室には読み聞かせ絵本をはじめ、平和に関する絵本が一通りそろっています。早速、開いている子ども達もいました。絵本貸出日に、平和の絵本を借りて帰る子もいるかと思います。ご家庭でも、平和について話をする、そんな時間になれば、嬉しく思います。