間隔を開けず平和学習がありましたので、2回分まとめてお届けします。3歳の男の子と三輪車が主人公の「伸ちゃんのさんりんしゃ」。鉄砲の玉として拠出した釣鐘が主人公の「かえってきた釣鐘」。この2冊の絵本を読み聞かせました。
平和学習の読み聞かせをする前に必ず子ども達に話をするのは「広島で本当にあった出来事がお話になっているんだよ」。絵本というと、子ども達にとっては本の世界の中だけのお話です。もちろん主人公と一緒に疑似体験出来る大事なツールではありますが、平和学習の絵本はそれだけではありません。
「本当にあった出来事」、このことをまず理解してほしい!子ども達にも「禎子さんと同じように、本当にあったお話だからね」と話をすると、「えーっ、そうなの?」と改めてビックリした子もしました。
さらに忘れてはならないのは、この日時。覚えている子、そうでない子と今はいろいろですが、教室で「広島の子は原爆のことを知っていてすごいんだよ」と担任にも褒めてもらい、ちょっと誇らしげな姿を見せたようです。
こちらは「かえってきた釣鐘」の表紙。「竜がついてる!」「あのポツポツなんだろう」と、表紙だけで様々な感想が聞かれました。
平和学習恒例の「6つのキーワード」。今回は、お当番さんが代表して文字とイラストを合わせ、掲示する活動を行いました。もちろんパーフェクトでしたよ。
「○○ちゃんは、たんぽぽ組さんを『たすけて』あげているところを見たよ」など、キーワードの言葉と普段の姿がつながるように、話をすることも意識して進めています。「絵にかいた餅」では、意味がありませんから・・・。
スクリーンで見るのと、目の前で見るのとでは、印象が全く違います。昼食後には早速絵本を開いている姿も。「こんなところにも鐘がかいてあるよ」「へ~、こんな色だったんだ!」など、新しい気付きもあったようです。ご家庭に平和学習の絵本を持って帰った時は、ぜひ一緒にご覧になって下さいね。