年長組ならではのチーム保育「平和学習」。これまでに「さだこと千羽鶴」「おりづるの旅」の2冊を読み聞かせています。「『さだ子さん』の名前覚えたよ!」と話す子もおり、関心を持っている様子もうかがえます。
「1945年8月6日 8時15分」。これは平和学習を行ううえで忘れてはならない、広島に住んでいるからこそ、広島から離れる日が来ても、覚えていて欲しい日時です。
子ども達の表情を見ていると、全員が関心を持っているかというと、そうでもない子も見て取れるのが正直なところです。ただ、戦争何たるかということではなく、普段の生活の中で「仲良く」「笑顔」で楽しく過ごすことの大切さに気付けるよう、進めていきたいと思っています。
今回は、「広島の原爆」(抜粋ページのみ)と「夾竹桃物語」の読み聞かせを行いました。「夾竹桃物語」は、原爆で命を落とした動物・木・草花・虫に焦点を当てたストーリーです。
読み聞かせの前に、主人公となる夾竹桃の花を紹介。「つつじ?」「さくら?」と自分の知る花の名前を言葉にする積極性も見られていました。
最後に平和学習6つのキーワードも。最近グッと年長児らしさが見られている子ども達なのですが、このキーワードを離したのち、泣いている年少児に声を掛けたり(男女問わず)する姿が増えたように思います。月に1回のこの平和学習。子ども達の心に「平和に繋がる芽」が育つことを願いつつ。