先週に引き続いての平和学習。今回の絵本は「かえってきたつりがね」です。『絵本の内容は本当に起きた出来事』。このことを知らせるとともに。忘れてはならない原爆投下の日時も。数字を隠した状態でも答えることが出来ていました。
お話のメインは「釣鐘」です。金属供出の命が出されていた戦時中、お寺の釣鐘もその対象となりました。ほかにも、鉄鍋・釜、鉄瓶などの家庭用品も。そのことを話したのち、読み聞かせヘ。
「お鍋がなくなったんなら、買えばいい」と言っていた子ども達。この豊かな時代において、戦時中の物不足を伝えるのは難しい・・・、と実感しました。ただ、絵本の世界にはしっかり入り込めていたようです。
お寺の鐘の音が好きだったみちよちゃんが原爆にあって大けがをしてしまった場面。こういった描写のページになると、雰囲気がキュッと引き締まる感じが伝わってきます。
教室では。子ども達が絵本の最終ページの小さな写真に見入っています。「ほんとに『龍』の飾りがあるね」絵本とホンモノが同じなのかどうかを観察中。
こちらが子ども達が見ていた写真。豊平町志路原に実際にある「釣鐘」です。今は「平和を希(ねが)う つり鐘」として保管されています。