今回の平和学習で読み聞かせる絵本は「かえってきたつりがね」。 北広島町にある浄土寺というお寺の鐘が主役です。
「なぜ、どこから釣り鐘がかえってきたのか?」 読み聞かせの前に、戦時中のお話を少々。
「鉄砲や鉄砲の玉を作るのに、鉄が足りなくなってお家にあるお鍋やヤカンを 出しなさい!って言われたんだって。」 「幼稚園のお餅つきやカレーパーティーで使うお釜も鉄だよ」
今回の絵本は、悲しい場面だけではなく、クスクスッと笑える場面あり。 子ども達もその部分が好きなになったよう。
現在も浄土寺には、この釣り鐘が保管されており、「平和を希(ねが)う釣り鐘」として、平和を伝える役目を担っているそうです。
こちらは平和学習ver.の「セオリー・オブ・マインド」(人の身振りを見て心を推測できる能力)。 鉄砲の玉にならずに帰って来られた鐘の気持ちを、子ども達自身の言葉にして表現しました。
終わったばかりの運動会を振り返り、「平和学習6つのキーワード(なかよし・えがお・たすけあう・まもる・いきる・しあわせ)」に当てはまることがあったかな、問うてみると…。
一番最初に出てきたのは「しあわせ」!! 子ども達にとってそう感じられた行事であったことが、心から嬉しい♡ ほかにも「ガードマンさんが守ってくれてた!」「お父さんたちと(親子競技で)助け合った」などなど。 これからも日常の中の平和をたくさん感じられますように…。