折り鶴教室に次いで今月2回目の平和学習は絵本の読み聞かせ「伸ちゃんのさんりんしゃ」。まずは、原爆投下日を知らせ、絵本ではあるけれど「本当にあった出来事」であることを確認していきます。
3歳の伸ちゃんは三輪車が欲しくてたまりませんが、到底手に入るはずもなく。ところが戦地に向かうおじさんから思いがけずもらった三輪車に大喜び。片時も離さず遊びますが、その楽しい日々は原爆によって奪われてしまいます。
自分達と同じくらいの伸ちゃんを襲った悲劇にいつもより子ども達は非常に高い集中力で聞いていました。しいて言うなら、静かな空気かつ真剣に聞き入っている雰囲気に包まれているのが伝わります。
読み聞かせのち、「平和学習6つのキーワード」を。今回はお当番紗4人にイラストに合う単語を貼ってもらいました。もちろん悩むことなく出来ていましたよ。こういった平面状だけでなく、行動でも年少児を助けたりする姿が多く見られる年長さん達です。
大型スクリーン越しでは見逃してしまうほんの細かな描写。絵本読み聞かせの最後には必ず「手に取って絵本を読む」ことを伝えています。今回はどこかのページに「原爆ドーム」があることを知らせたところ、早速教室の絵本で見つけていました。こういった小さなところから平和への関心を持ってくれることを願います。