読み聞かせ5冊目となるのは、「かえってきた釣鐘」です。絵本貸出日に、選んで持ち帰った子もいるかもしれません。北広島町豊平町志路原の浄土寺が物語りの舞台となっています。
今回は、合同大広間でスクリーンを使っての読み聞かせを行いました。
金属供出により、大好きなお寺の鐘を持っていかれてしまう・・・。それを食い止めようと奮闘する子ども達のお話です。
供出したものの、戦後岐阜県のお寺に保管されていた鐘が、浄土寺にかえってきて「平和を願う釣鐘」として展示されています。
「鐘の上に竜がついとる!」「色が変わってるところもある」写真を見て、いろいろな気づきがどんどん出てくるのも、年長ならでは。
読み聞かせの後、必ず行っているのが「セオリー・オブ・マインド」。他者の行動の裏にある気持ち(悲しい・嬉しい・楽しいなど)を理解する能力です。毎回、「物の世界」に焦点を置いて、子ども達に自分の感じたことを話してもらっています。今回は「元の場所にかえってくることが出来た釣鐘の気持ちはどんな気持ち?」です。隣のクラスの発表も聞くことも出来、子ども達にとっても新鮮だった模様です。