2018.1.31 千羽鶴を捧げに(年長)
進級間もない4月から継続して活動してきた平和学習の集大成として、平和公園&おりづるタワーへ。まずは「原爆死没者慰霊碑」前で黙とうを。「平和の池」の水も凍る寒さにも負けず、モニュメントを巡っていきましょう。
「平和の灯」の炎がついているのを見て「まだどこかで戦争してるから、火が消えてないね」とつぶやく子どもたち。「原爆の子の像」では、お当番さんが鐘を鳴らしてくれました。
クラスごとに決めた平和に対するメッセージを心で思いながら、黙とう。モニュメントの前に来たら、手を合わせる…、そういった姿が子どもたちの方から率先してみられ、嬉しく感じました。
今回の園外保育のメイン!7月から子どもたちが折りためてきた鶴。約半年かけて、見事に2クラスとも千羽を超えた折り鶴。子どもたちの思い・頑張りと共に、千羽鶴にして捧げました。
平和公園を訪れる人の少なさが功を奏し、前日のつばき組の千羽鶴の隣に、あやめ組の千羽鶴を捧げることができました!「前の年長さんのは無いの?」再生紙として、商品になっているかもね。
捧げた後は、「折り鶴ブース」を自由に見学。小さな鶴をつなげたもの、鶴でハトや原爆ドームを表現したもの…。「ちい~さ~い」「全部で何羽あるんかね?」4月の春の遠足の時とはまるで違い、興味津々で見ている子どもたち。これも、鶴を折り続けてきたからこその姿!でしょうね。
ちょっと遠回りをして、「平和の鐘」に寄り道を。お当番2人が力を合わせ、鐘をつきます。鐘を突いた後は、自然と黙とうする姿も。
「もとやすばし」を渡り、「あ!あそこにも千羽鶴がある」といった子ども達の気付きを受けて、またまた寄り道。こちらは「動員学徒慰霊塔」。「13歳、14歳くらいのお兄さんお姉さんが、ヒロシマで働いている時に原爆にあって、家族と離れたまま亡くなったんだよ」「天使がいるね」「ハトもいるよ」色んなつぶやきが開かれます。
近くで見る「原爆ドーム」。「四角いところは窓だったの?何もないね」下にたくさんあるガレキにも視線を落として、「壊れたレンガも落ちてるよ」
さて、お次は子どもたちが楽しみにしていた「おりづるタワー」へ。13階の屋上にある「ひろしまの丘」まで、スロープを延々と登ります。事前に課題をして出していた「さがしてみよう①②」の絵を、壁にかかっているたくさんの絵の中から、探しましょ。個々の壁はいわゆるインスタ映え、らしいです。
やったー!到着!景色を堪能。上から見る「原爆ドーム」は、また違った印象で、「階段があるんだ」といった、新しい派遣もあったもよう。おまけに、己斐のウォンツの看板を見つけたりもできて、テンションUP!
夜にライトアップされるキャンドルもいろんな形に置かれていました。「これは鶴の形かな~」吹き抜ける風の冷たさにも負けず、興味を持って探索中。
板の隙間にも何かを発見!実は、下にLEDライトが設置されていて、色が変わったり虹色に見えたりするんです。そんな一つ一つが楽しくて仕方ない!
では、続いて12階の「おりづる広場」にて、折り鶴を折りましょうか。折り鶴タワー専用の折り紙は柄がかわいいけど、少し固め。でも大丈夫!同じくらいの固さの両面折り紙で経験済み!
寒さもあってほぼ貸切り状態のフロア。その静かな環境の中で自分のペースで折り進めていく子どもたち。ほんっとうに、今年の年長児さんは、今までの年長児の中でも折り鶴完成度はピカイチ!です。
歩く床も目の前の壁も透明なので、「おりづるの壁」の投入口まで、おっかなびっくりの足運び。ようやく到着し、鶴の尻尾を持って投入口から手を離すと…。クルクルクル~っと自分の鶴が回りながら、落ちていきます。想像以上にキレイだったらしく、大興奮!ゆっくりじっくりと、平和学習のまとめの時間を過ごすことが出来ました。ぜひ、ご家族でもどうぞ!(ちなみに2月は半額です!)